接地工事の種類を選択
A種
A種接地工事
高圧・特別高圧の機器外箱
適用箇所
接地抵抗値
接地線の太さ
施工の注意点
接地線サイズ 選定
推奨 接地線サイズ
—
—
推奨 接地線サイズ
—
—
推奨 接地線サイズ
—
—
※ 内線規程 1350-3(C種・D種)/1350-8(B種)の代表値。B種は高低圧混触時の遮断時間や接地工事方法で変動あり。最終選定は現行規程と設計者の判断に従ってください。
基準値 一覧表
| 種類 | 接地抵抗値 | 接地線 最小太さ |
主な適用 |
|---|---|---|---|
| A種 | 10Ω以下 | 2.6mm以上 | 高圧・特別高圧機器 の金属製外箱 |
| B種 | 150÷Ig Ω (Ig=1線地絡電流) |
2.6mm以上 (条件による) |
変圧器低圧側 の中性点 |
| C種 | 10Ω以下 (0.5秒遮断で500Ω) |
1.6mm以上 | 300V超の 低圧機器 |
| D種 | 100Ω以下 (0.5秒遮断で500Ω) |
1.6mm以上 | 300V以下の 低圧機器 |
▶ B種の基準値まとめ(電技解釈 第17条2項)
原則:高低圧混触時に低圧側の対地電圧が150Vを超えない値 → 150 ÷ Ig Ω 以下
緩和①:混触時の遮断が 1秒超〜2秒以内 → 300 ÷ Ig Ω 以下
緩和②:混触時の遮断が 1秒以内 → 600 ÷ Ig Ω 以下
※ Ig = 高圧側電路の1線地絡電流(A)。電力会社からの通知書・設計図書で確認。
原則:高低圧混触時に低圧側の対地電圧が150Vを超えない値 → 150 ÷ Ig Ω 以下
緩和①:混触時の遮断が 1秒超〜2秒以内 → 300 ÷ Ig Ω 以下
緩和②:混触時の遮断が 1秒以内 → 600 ÷ Ig Ω 以下
※ Ig = 高圧側電路の1線地絡電流(A)。電力会社からの通知書・設計図書で確認。
接地系統 概念図
A種:高圧機器外箱
B種:変圧器中性点
C種:300V超機器
D種:300V以下機器
接地抵抗測定 補助極(試験極)
接地抵抗計(アーステスタ)は3極式が基本。E・P・Cの色と役割を間違えると正しい値が出ません。
覚え方
P は ピンク じゃない。黄色(イエロー)!
E 極
主接地極
緑(グリーン)
被測定接地極。測ろうとしている接地(アース棒)に接続する。
P 極
電圧補助極
黄(イエロー)
E極との間の電位差を測定する補助極。真ん中に打込む。
C 極
電流補助極
赤(レッド)
測定電流を流すための補助極。一番遠くに打込む。
測定のコツ
・E→P→C は ほぼ等間隔の一直線(L字・三角配置はNG)
・補助極は 湿った土に深く打込む(乾燥時は水をかける)
・測定前に電池電圧・導通チェックを実施
・結線ミス防止:テスタ側の端子色(E緑/P黄/C赤)と現場のリード線色を必ず一致させる
・E→P→C は ほぼ等間隔の一直線(L字・三角配置はNG)
・補助極は 湿った土に深く打込む(乾燥時は水をかける)
・測定前に電池電圧・導通チェックを実施
・結線ミス防止:テスタ側の端子色(E緑/P黄/C赤)と現場のリード線色を必ず一致させる
用語の意味
- 接地工事(アース)
- 機器や配線の金属部を大地に導通させて、感電防止・地絡電流の逃がし道・機器の保護を図る工事。A・B・C・D種の4区分がある。
- 接地抵抗
- 接地極と大地の間の電気抵抗。値が小さいほど地絡電流が流れやすく安全。アーステスタ(接地抵抗計)で測定する。
- 接地極(アース棒)
- 大地に打ち込む導体(銅覆鋼棒など)。土の抵抗が低い場所(湿った場所・深い層)ほど抵抗値が小さくなる。
- 接地線
- 機器と接地極を結ぶ電線。被覆色は緑または黄緑が原則。電技解釈・内線規程でサイズ下限が決められている。
- 1線地絡電流(Ig)
- 高圧側電路の1線が大地へ地絡したときに流れる電流の推定値。B種の接地抵抗値計算に使う(150÷Ig Ω)。
- 高低圧混触
- 変圧器内部で高圧側と低圧側が短絡する事故。低圧側の電位が異常上昇するため、B種接地で抑制する。
- 地絡遮断装置(漏電遮断器・ELB)
- 地絡電流を検出して自動で回路を遮断する装置。0.5秒以内に遮断できればC・D種の接地抵抗値は 500Ω以下 まで緩和できる。
- 等電位ボンディング
- 機器・金属体を導体で連結して電位差を無くすこと。感電防止・雷保護で重要。
関連規程・参考資料
参照版号(ツール作成時点):内線規程 JEAC 8001-2022年版/電気設備技術基準・解釈(経済産業省・現行版)/関連 JIS(各規格の現行版)。規程は数年ごとに改訂されます。最新版との差異は現場の設計図書・電気主任技術者の判断を優先してください。
電気設備技術基準・解釈(電技解釈):経済産業省令。第17条〜第19条で A・B・C・D種接地工事の定義・接地抵抗値・接地線太さ・適用機器を規定。法的最低基準。
内線規程(JEAC 8001):日本電気協会の民間規程。1350節に接地工事の詳細(接地線サイズ選定表、接地極の施工方法)が掲載。本ツールの数値はこれに準拠。
JIS C 1304(接地抵抗計):アーステスタの仕様・測定方法を規定。
※ 接地工事は建物全体の電気的安全性に関わります。新設・改修時は電気主任技術者・設計者の判断に従ってください。本ツールは現場確認用の目安です。
絶縁抵抗 OK/NG 判定
MΩ
— 測定値を入力 —
基準(電気設備技術基準)
・150V以下:0.1MΩ以上 ・150V超300V以下:0.2MΩ以上 ・300V超:0.4MΩ以上
・150V以下:0.1MΩ以上 ・150V超300V以下:0.2MΩ以上 ・300V超:0.4MΩ以上