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計算結果
斜材の長さ
707mm
取付角度
45.0°
水平距離
500mm
図で確認
吊りボルトは天井から垂直に下ろし、斜材(ブレース)は吊りボルト下端から斜め上の躯体側へ取り付けます。角度は水平面から測った角度です。
用語の意味
- B種耐震支持
- 建築設備(配管・ダクト・ケーブルラック等)の振れ止めとして設置する耐震支持のひとつ。吊り下げた設備が地震時に水平方向に揺れないよう、斜材(ブレース)で吊りボルトの下端と躯体を結ぶ構造。A種・B種は設置場所・設備重要度により使い分けます。
- 斜材(ブレース)
- 吊りボルト下端から躯体側に斜めに取り付ける部材。地震時の水平力を受け持ち、設備の揺れを抑える役割。全ネジボルト・形鋼・C形鋼などが使われます。
- 吊りボルト(全ねじ)
- 天井スラブ等から配管・ダクトを吊り下げるための全ねじ寸切ボルト。一般にW3/8(外径9.5mm・M10相当)・W1/2(外径12.7mm・M12相当)などのサイズ。ウィットねじとメートルねじは山形状が異なるため互換性はありません。長さは現場切断が多い。
- 取付角度
- 斜材が水平面となす角度。30°〜60°が推奨範囲。角度が浅いと引張力が大きくなり、急すぎると圧縮力が大きくなって座屈しやすくなります。
- 座屈(ざくつ)
- 細長い棒材に圧縮力をかけたとき、曲がって折れる現象。全ネジボルトは細く座屈に弱いため、斜材として長く使う場合は形鋼・C形鋼への変更を検討します。
- 躯体(くたい)
- 建物の骨組み(スラブ・梁・柱)そのもの。斜材の上端は躯体にアンカーで固定します。
関連規程・参考資料
参照版号(ツール作成時点):建築設備耐震設計・施工指針(日本建築センター・現行版)/官庁施設の総合耐震・対津波計画基準(国土交通省・現行版)/関連規程の現行版。規程は改訂されることがあるため、最新版との差異は現場の設計図書・監理者の判断を優先してください。
建築設備耐震設計・施工指針(日本建築センター):建築設備の耐震支持の設計・施工について定めた民間基準。A種・B種の区分、設置間隔、支持金物の仕様などが規定されています。現場判断の主たる根拠資料。
官庁施設の総合耐震・対津波計画基準(国土交通省):官公庁物件で適用される耐震設計基準。設備の重要度区分に応じて必要な耐震クラスが定められています。
SHASE-S 010(設備配管系の耐震支持マニュアル・空気調和・衛生工学会):配管系を対象とした耐震支持の設計・施工マニュアル。
施工上の注意
※ B種耐震支持は建築設備耐震設計・施工指針(日本建築センター)等に基づく振れ止め支持です。配管・ダクト・ケーブルラックの重量・設置場所に応じて必要支持間隔・本数を確認してください。
※ 斜材の取付角度は水平から30°〜60°の範囲が推奨です。角度が浅すぎる/急すぎると耐震性能が低下します。
※ 斜材は座屈(押し縮められて曲がる現象)を考慮した材質・径の選定が必要です。全ネジボルトを斜材に使う場合、長さが長くなるほど座屈荷重が小さくなるため、形鋼・C形鋼等への変更を検討してください。
※ 現場の最終判断は設計図書・監理者・建築設備耐震設計指針に従ってください。本ツールは長さ算出の補助であり、構造計算・耐震性能の保証をするものではありません。