用途・保護目的の選択
※ 上位の過電流保護との協調を考慮し、定格電流は負荷電流以上の標準値から選定します。
選定結果
推奨 定格感度電流
-mA
推奨 動作時間種別
-
推奨 定格電流
-A
動作時間目安
-
選定理由
用途と保護目的を選択してください。
※ 感度電流は人体保護の場合 30mA以下が原則(電技解釈 第36条・内線規程 1375-4)。動力と電灯は別系統で保護するのが基本です。
定格感度電流・動作時間の基準表
| 用途 | 感度電流 | 動作時間 |
|---|---|---|
| 感電保護(一般) | 30mA 以下 | 0.1秒以内(高速形) |
| 感電保護(プール・浴室) | 15mA 以下 | 0.1秒以内 |
| 医療機器(ME機器) | 6mA 以下 | 0.1秒以内 |
| 火災保護 | 100〜200mA | 0.1秒以内 |
| 設備保護 | 200〜500mA | 時延形 |
| 動力回路(大容量) | 200〜500mA | 時延形 |
※ 電気設備技術基準の解釈・内線規程を基にした一般的な目安。個別現場の条件・他の保護協調を踏まえ、最終的には設計責任者が決定します。
動作時間種別の違い
- 高速形:感度電流通電時 0.1秒以内 に動作。感電保護の標準。
- 時延形:感度電流通電時 0.1〜2秒(製品により異なる)。上位・下位の協調(選択遮断)で使う。
- 反限時形:漏洩電流が大きいほど動作が早い特性。感度電流付近では遅く、大電流では高速。
※ 高速形と時延形で上下段を組むと、下段の小さな漏電で上段が同時動作してしまう事故を避けられます(選択遮断)。
ELCB 定格電流 標準値
15・20・30・50・75・100・225・400 A が一般的な標準フレーム。
- 住宅分岐:15〜30A
- 住宅主幹:30〜100A
- 事務所・店舗:30〜225A
- 工場動力:100〜400A
※ 上位の配線用遮断器(MCCB)との過電流協調も合わせて確認してください。
関連規程・法令
- 電気設備技術基準(省令)第64条:地絡に対する保護対策(低圧電路・高圧電路の地絡保護の法的根拠)
- 電技解釈 第36条:地絡遮断装置の施設(50V超の機械器具・屋外・湿気のある場所などの具体基準)
- 内線規程 1375:漏電遮断器の施設・選定(1375-4 で感度電流 30mA 以下の原則・1375-5 で水場 15mA など)
- JIS C 8221:住宅用漏電遮断器
- JIS C 8222:配線用漏電遮断器
- JIS C 8201-2-2:産業用 漏電遮断器
現場での注意事項
- 接地工事との併用が必須(一般に D種接地、低圧機械器具)
- 感度電流は 30mA以下が原則(人体保護。内線規程 1375-4が感度電流の根拠。電技解釈 第36条は地絡遮断装置の「施設箇所」を規定)
- 動力と電灯は別系統で保護する
- インバーター・整流器の二次側はB形(高周波対応)を選定
- 上下段に漏電遮断器を入れる場合は選択遮断(時延形+高速形)で協調
- プール・浴室・水場は 15mA / 0.1秒以内(内線規程 1375-5)
- 医療機器(ME機器)は JIS T 1022 に別規格あり。設計段階で確認
※ 現場の最終判断は、電気主任技術者または設計責任者の指示に従ってください。