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DDK合同会社 Digital Design Knowledge

過電流保護協調判定ツール

ツール一覧
上位・下位ブレーカーと回路条件
上位ブレーカー
下位ブレーカー
回路情報
協調判定結果
電流協調 上位定格 ≧ 下位定格 × 2(推奨)
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時間協調 下位が先に動作する動作時間差
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遮断容量(上位) 予想短絡電流 ≦ 遮断容量
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遮断容量(下位) 単独で確保できない場合はカスケード判定へ
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カスケード接続(バックアップ保護) 下位の遮断容量不足を上位で補えるか
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電線保護 下位定格 ≦ 電線許容電流(IB ≦ In ≦ IZ)
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総合判定:入力してください
回路・動作特性 概念図
電源母線 上位 MCCB 下位① 下位② 下位③ M M 負荷 ★ 故障点では下位①のみ動作

下位ブレーカーで事故を遮断し、上位は動作しないのが選択遮断(協調)の理想状態。

協調の判定基準(考え方)

電流協調

  • 下位定格 < 上位定格
  • 上位は下位の 2倍以上 が望ましい(内線規程 1345-2)

時間協調

  • 同一故障電流で下位が先に動作(動作時間差 0.3秒以上 推奨。メーカーのバラツキ・遮断器の慣性動作を考慮)
  • 下位「瞬時形」+上位「時延形」の組み合わせが基本
  • 上下段とも瞬時形だと上下同時動作の恐れあり(NG方向)

遮断容量

  • 回路の予想短絡電流 < ブレーカー遮断容量
  • 上位・下位ともに予想短絡電流を上回ること

カスケード接続(バックアップ保護)

  • 下位の遮断容量が不足していても、上位との組み合わせで短絡遮断可能な方式
  • メーカー指定の組み合わせ表で認定された組み合わせに限る
  • 本ツールは「遮断容量が上位で十分カバーされているか」の概略判定のみ
関連規程・根拠
  • 内線規程 1345-2:過電流遮断器の協調
  • JIS C 8201-1 / 2-1:低圧開閉装置及び制御装置(共通通則・配線用遮断器)
  • JIS C 8201-2-2:漏電遮断器
  • JEM 1225:配線用遮断器の協調
  • 電気設備技術基準解釈 第148条:低圧幹線の保護

※ メーカー別の カスケード認定表(三菱・富士・パナソニック・日東工業ほか)は必ず参照してください。

本ツールの限界と注意事項
  • 実際の選定はメーカー動作特性曲線との照合が必須
  • 本ツールは 概略判定のみ。時間協調の精密判定は個別特性が必要
  • 重要な回路(主幹・非常回路・医療・大容量動力)は専門家との協議を推奨
  • カスケード接続は必ずメーカー組み合わせ表に載っている型番でのみ成立
  • モーター始動など突入電流のある回路は瞬時引外し値の検証が必要

※ 現場の最終判断は、電気主任技術者または設計責任者の指示に従ってください。