CAREER GUIDE

電気工事士になるには?
1種・2種の違いと現場でできること

2026年4月公開 第一種電気工事士 監修 読了 約7分

「電気工事士の資格、取ってみたいけど何から始めたらええんやろ?」「1種と2種、どっちから取るべき?」っていう質問、若い人からよく聞かれます。

私は20年現場でやってきて、第一種電気工事士の資格を持って仕事してます。これから電気工事士を目指す人に、リアルな話をしようと思います。

この記事でわかること
  • 電気工事士1種・2種の根本的な違い
  • それぞれで「できる工事」「できない工事」
  • 試験の難易度・合格率・勉強期間の目安
  • 取得後のキャリア・年収のリアル
  • 1種を取るタイミング

CHAPTER 1そもそも電気工事士って何の資格?

電気工事士は、電気工事を行うために必要な国家資格です。電気工事士法という法律で定められてて、無資格で電気工事をすると違法になります。

「電気って素人が触るとマジで危険」やからこそ、ちゃんと知識・技術を身につけた人だけが工事できる、っていう仕組みになってるんですね。

無資格でできることもある

とはいえ、すべての電気作業に資格が必要なわけじゃありません。「軽微な工事」と呼ばれるものは無資格でもできます。例えば:

でもコンセント増設、エアコンの専用回路工事、分電盤の触り作業なんかは、確実に電気工事士の資格が必要です。

CHAPTER 21種と2種の違いを徹底比較

電気工事士には「第一種」と「第二種」の2つがあります。一番大きな違いは、扱える電圧の範囲です。

第二種電気工事士

  • 一般用電気工作物が対象
  • 600V以下の低圧
  • 住宅・小規模店舗の屋内配線
  • 主にコンセント・スイッチ・照明
  • 太陽光発電(小規模)

第一種電気工事士

  • 2種の範囲+自家用電気工作物
  • 500kW未満の高圧(受電設備)
  • 工場・ビル・大型店舗の電気工事
  • キュービクル変電設備
  • 5年ごとの定期講習が必要

具体的にどんな現場?

もう少しイメージしやすく、現場別に整理すると:

現場の種類必要資格備考
戸建住宅2種でOK2種で十分
マンション専有部2種でOK2種で十分
マンション共用部1種が必要キュービクルあり
小規模店舗(一般電気)2種でOK低圧契約
大型店舗・工場1種が必要高圧受電
オフィスビル1種が必要キュービクルあり

言い換えると、「キュービクル(受電設備)がある建物の工事」は1種が必要、それ以外の住宅レベルなら2種でOKってこと。

CHAPTER 3試験の難易度と合格率

気になる試験の難易度。両方とも筆記試験+技能試験の2段階です。

第二種電気工事士

項目内容
受験資格制限なし(誰でも受けられる)
試験日程年2回(上期・下期)
筆記合格率約60〜65%
技能合格率約70〜75%
勉強期間目安2〜3ヶ月
受験費用9,300円(インターネット申込)

第一種電気工事士

項目内容
受験資格制限なし(試験自体は誰でも受けられる)
免状交付3年以上の実務経験が必要
試験日程年1回
筆記合格率約40〜50%
技能合格率約60〜65%
勉強期間目安3〜6ヶ月
受験費用10,900円(インターネット申込)
注意:1種は試験に合格しても、3年以上の実務経験がないと免状がもらえません。学校卒業後、すぐに1種の試験は受けられますが、実際に資格として使えるのは現場経験を積んでからです。

CHAPTER 4勉強の進め方と必要なもの

「電気の知識ゼロから始めても受かりますか?」って質問もよく受けます。答えは「2種なら全然いける」です。

2種の勉強のコツ

2種の筆記試験は、過去問を繰り返しやれば60〜70点は取れます。合格ラインは60点なんで、過去問対策がメインで十分。

技能試験は「練習あるのみ」

技能試験は実際にケーブル切って、器具に結線する実技です。これは練習しないと絶対受かりません。

必要なもの:

私が技能試験受けた時の話。最初は40分制限時間内に終わらなかったのが、練習重ねて20分台で完成できるようになりました。

結線間違えたら一発不合格やから、「とにかく手を動かして体で覚える」のが鉄則。頭で考えてるうちは合格できません。

CHAPTER 51種を取るタイミング

「2種取ったら、すぐ1種も取ろうかな」って人も多いんやけど、ちょっと待って。

1種は3年以上の実務経験がないと免状がもらえないんで、合格しても使えません。それより、まずは現場経験を積みつつ、3年くらい経った頃に1種を取るのがおすすめ。

3年経ってから受けるメリット

逆に若いうちに1種取っても、合格したまま免状をもらえない期間が長いだけ。「先取り資格」になっちゃいます。

CHAPTER 6取得後のキャリアと年収

気になる年収の話。これは地域や会社規模で大きく変わるので、あくまで目安として。

キャリア段階年収目安主な仕事
2種取得・実務1年目300〜350万円住宅・小規模工事の補助
2種・実務3〜5年400〜500万円住宅工事の主担当
1種・実務5〜10年500〜650万円商業施設・工場工事
1種+施工管理技士600〜800万円現場代理人・主任技術者
独立・自営業500万円〜青天井営業力次第

正直、電気工事士は手に職系の中ではかなり安定してる業種です。建設業界全体が人手不足の中、電気は特に若手が少ないので、引く手あまた。

独立も視野に入る

1種+施工管理技士の組み合わせなら、独立の選択肢もあります。私(DDK合同会社)も、20年勤めた会社から独立してこの形で動いてます。

独立して感じたのは、「資格と経験は裏切らない」ってこと。きちんと取得して、ちゃんと現場経験積んでれば、独立後も仕事は途切れません。

逆に「資格だけ持ってて経験ない人」は厳しい。両方バランス良く積み上げてくのが大事です。

まとめ:まずは2種から、3年後に1種

電気工事士を目指す人へのおすすめは:

電気工事は地味やけど、誰かの生活を支える大事な仕事。やりがいもあるし、安定もしてる、いい仕事やと思います。

これから資格取得を目指す方、頑張ってください!

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